シナリオの作り方―ルーカスの場合―2
続きです。こっから本格的に説明しますね。
また注意ですが、ルーカスがCOCしかシナリオを作ったことがないため、少なからずCOCの話が出てきます。他のシステムで作る、という方にはあまりお勧めできません。その場合は、他のシナリオの作り方を参照することをお勧めします。
01・シナリオ制作手順
流れとしては以下のとおり
構想
↓
プロット組み立て
↓
各プロットに情報をいれる
↓
描写や詳細情報をいれ形にする
↓
完成!!
構想は00で話したアイデアのことですね。ということで、プロットから話したいと思います。
02・プロット作成
ざっくりとしたもので構いません。導入から作り、情報が出そうなシーン、重要なシーンを順に書いていきます。箇条書きで構いません。最後にサンプルを投稿しますが、それに載っているプロットはエンドとかかれたもの含めて6項目でした。
パワーポイントの2枚目にプロットを書きます。目次として使う感じですね。
紙とペンなら、最初のページに書いてみたらいいと思います。
次の手順で、ここで作ったプロットを参照しますので。
03・情報を入れる
恐らくここが工夫したところです()
まず、パワーポイントならスライドに
【プロット名(何番か)】を見出しに書きます。その下に以下の3つの情報を小さくテキストで打ちます。
・場所
・登場NPC
・概要
場所は言わずもがな、その情報がどこで手に入るかです。登場NPCも同様。ここで書きだしておくと、ロールプレイするときにどのNPCがいるかが一目で分かります。
概要ですが、シーンの説明でしょうか。このプロットではこんなことが起こります、など自分に分かるように書けばよいと思います。詳しいことは最後のサンプルシナリオで確認して下さい。
紙とペンの人は、上に大きく見出しと、その下に箇条書きで同じことを書きます。
次は情報をいれます。情報といっても3つありますね。それぞれテキストボックスで区切り、枠の色などを変えてみると分かりやすいと思います。
・情報……本などアイテムからの情報。
・会話情報……NPCからの情報。台詞例もここで簡単に入れちゃえば楽かも?
・KP情報……KPしか知らない情報。主に知識の補足や裏話です。勿論、技能など
を使って出せそうな情報なら出しても構わないと思います。
紙とペンの人は、付箋を使ってみるのはどうでしょう?後でこの情報はいらないな、だとか、このシーンで出すべき情報ではなかった。ということがあった場合、整理が楽だと思います。
また、描写をスライド上に書き、情報をパワーポイントのノートに記載するというのも良いと思います。
ルーカスの場合は、情報(描写も書けるところあれば書く)をスライド上に書き、詳しい描写や、詳細な情報をノートに書き足しました。また作っている最中で「追加するべき情報だけれど今は思いつかない」というメモをノートに書いたりしました。
一旦ここまで。次で最後です。纏めと参考のサンプルシナリオを載せます。