ひつじ卓DX3「正しさを乞う」 リプレイログ オープニングフェイズ②
GM:シーン3:≪ヴァルツァー≫
GM:扉さんががたがた言っているころ。
GM:及川君は、副支部長から、「話があるから、ちょっと来てくれないか」と呼びだされ、支部にやってきていました。
GM:及川君、登場お願いしますー
及川深代:了解です!
GM:この支部は高層オフィスビルの中階層の数階を借り受けており、窓際からは街が見渡せる。
GM:あなたは廊下の途中、窓際に佇んで、そんな風景を眺めている風間を見つけた。
風間朱理:「……」
及川深代:空気を読まずに話しかけます。
及川深代:「や、朱理も来てたんだ」
風間朱理:「ん……深代か。んーまあ、俺、ここに住んでるし」
GM:彼はどこかぼやっとしているような印象を受けますね。心ここにあらず、というか。
及川深代:「知ってるよ。何年友達やってると思ってるんだ」と苦笑。
及川深代:「......何かあったの?」
風間朱理:「あ、そうだよな、悪い」
風間朱理:「……いや、ちょっと、考えてて」
風間朱理:「なあ深代、正しさ、ってなんだろうな」
GM:言ってから、彼は首を振ります。
風間朱理:「いや、なんでもない。忘れてくれ」
風間朱理:「心配してくれてありがとな。でも、大丈夫だからさ」
及川深代:「......辛くなったら、いつだって頼ってくれていいからね」
風間朱理:「……うん。いつも、ありがとな」
GM:風間はどこか、泣きそうな表情をしているようにも見えましたね。
及川深代:「……そうは言ったものの、心配はするよね」と小声でつぶやく。
風間朱理:「……悪い、深代。ちょっと用がある奴がいるから、行くわ」
GM:聞こえたのか聞こえなかったのか、風間は及川君とすれ違うように、エレベーターに向かいますね。
及川深代:「うん。何があるのか知らないけど、気を付けてね」
風間朱理:「……ん」
GM:一瞬、彼は足を止めて、そのまま歩き去ります。
GM:彼が去った後、あなたの背後、廊下の奥のほうから、副支部長がやってきましたね。
副支部長:「ああ、及川君。悪いな、呼びだしちゃって」
及川深代:「こんにちは。いえ、いつもお世話になってますから。それで副支部長、話とは……?」
副支部長:「……それについては、あとでな。さ、こっちだ」
GM:そういって、彼は先導してあるきだしますね。
及川深代:ついていきます。
GM:このあたりでシーンを終了でいいでしょうか……?
及川深代:僕はだいじょうぶですっ
GM:OKです!
GM:ではでは、お疲れ様ですー
GM:オープニング最後ですね!
GM:支部の一室。あなたは、ここに来る前の、ある日のことを思い返していた。
GM:「君は他者の記憶を持ち、他人を騙る存在だ。私はそういった、間違った存在を許すことはできない」
GM:少女の声。そしてあなたを襲う、血の嵐。
GM:あなたがレネゲイドビーイングとして目覚め、彷徨っていた時に受けた、襲撃だ。
GM:どうにか逃げおおせ、記憶を頼りにたどり着いた小学校で、あなたは別のレネゲイドビーイングに出会い、その導きもあってここに保護されることとなった。
GM:(小学校のRBはお察しの通り、扉さんです)
神宮ゆうり:(了解)
GM:けれど、あのときの声は、心の奥底に張り付いたように残っている。
GM:「間違った存在」とあなたを指した、あの言葉は……
GM:
GM:
GM:不意に、コンコン、とノックの音がした。
風間朱理:「風間だけど、入ってもいいかな?」
神宮ゆうり:「……」
神宮ゆうり:「『あぁ、風間君か。どうぞ』」
風間朱理:「……うん、じゃあ入るね」
神宮ゆうり:「『遠慮しなくていいさ。君と私の仲だろう?』」
GM:風間はゆっくりとドアを開けますね。でも、部屋にはあんまり入る気はないみたい。
風間朱理:「……そう、だね。俺ときみの仲か」
風間朱理:「今日、時間大丈夫? そっちさえよければなんだけど、ふらっと出歩かない?」
神宮ゆうり:「『もちろんさ。何もすることはないからね』」
風間朱理:「よかった。普段、一人じゃ外出れないんだよね。息詰まっちゃわないかな、って思ってさ」
神宮ゆうり:「『はは、相変わらずきみは優しい。そういうところは大変好ましいよ。どうもありがとう』」
風間朱理:「……ほんとに、そっくりだよ」と、小声でつぶやきます。
神宮ゆうり:「……?」
風間朱理:「準備、時間かかる?」
神宮ゆうり:「『あぁ、少し待っていてくれないかな。すぐ準備するよ』」
風間朱理:「わかった、じゃあ待ってるよ」
風間朱理:風間はぎこちなく微笑んで、ドアを閉めます。
GM:ではシーン終了、OP終了です!
GM:おつかれさまです—!
神宮ゆうり:はーい!
GM:このままミドルに入っていきますが、OKです?
神宮ゆうり:おkです