ひつじ卓DX3「正しさを乞う」 リプレイログ クライマックスフェイズ①
~クライマックスフェイズ~
GM:シーン14:正しさを乞う
GM:ひのき小学校、屋上。
GM:時刻は夕暮れ時、辺りに人の気配はない。
GM:≪ワーディング≫に微かに混じる、血の匂い。
GM:あなたたちは、そこにいた。
風間朱理:「……待ってました」
及川深代:「……朱理」
神宮ゆうり:「……風間くん」
齋藤:「そうかい。歓迎するには、少々表情が剣呑な気がするがね、風間」
風間朱理:「……歓迎するつもりは、ありません」
齋藤:「つれないなァ」
GM:彼の背後には、静かに神崎も佇んでいますね。
及川深代:「……手紙、読んだよ」
風間朱理:「……そっか。じゃあ、わかってくれよ」
神宮ゆうり:「……わからない、わからないです」
神宮ゆうり:「正しいって、なんですか。間違ってるって、なんですか」
風間朱理:「……」
神宮ゆうり:「……風間くんは、人間です。私と同じなんです。だから」
神宮ゆうり:「だから……」
風間朱理:「やめてくれ」
風間朱理:「俺はあんたらとは違う、化け物として生まれた、化け物だ……元から、偽物の人間なんだよ」
GM:風間は、きっ、と皆さんを睨み付けます。
風間朱理:「……もう、嘘はたくさんなんだ」
風間朱理:「 オーヴァードの存在を隠して、世界の平和を守る、UGNなんてところにはこれ以上いられない」
風間朱理:「だから、俺はあんたらを殺す。嘘だらけの日常に身を置いて、化け物の力でそれを守ろうとするあんたらと……」
風間朱理:「裏切り者<ダブルクロス>と、決別するために……!」
GM:1d10DoubleCross : (1D10) → 1
GM:風間登場侵蝕 +1
齋藤:「あーあー。最近の子はすぐ《殺す》とか言う。良くないぞ、朱理」
齋藤:「大人ってもんを見せてやる。覚悟しとけ」
及川深代:「僕を殺したら、今度こそ朱理は後戻りできなくなる」
及川深代:「僕だけじゃない、みんな死なせない。君に殺されてやるほど、優しくないよ」
神宮ゆうり:「……やっぱり、何も違わない。私は、神宮ゆうり……の仮面です。化け物として生まれた、化け物です。貴方の言ったように、私は、貴方の知る神宮ゆうりとしては偽物です」
神宮ゆうり:「ですが、それでも。私は私なのです。貴方が貴方であるように!」
扉:「では……人類の末端である君の信念とやら、みせてもらおう」
GM:それでは、戦闘開始です——!
齋藤:「さぁて、じゃ、やりますか。大人としての責務ってやつをね」「扉さん、背中は任せます。子供らを守ってやってください」「神宮、一緒に行こう。風間の目を覚ましに行くぞ」「及川、守りは任せた。お前がいるから、俺は風間を殴りに行ける。頼むぞ」
齋藤:って言って最後まで行動しない
GM:それでは、セットアップ!
風間朱理:【スピードスター】【異形への変貌】
風間朱理:【異形への変貌】
風間朱理:の効果により、侵蝕率によるダイス増加が倍に
風間朱理:【スピードスター】により、攻撃力+行動値、リアクション不可
神崎真琴:【異形への変貌】
風間朱理:「……手を出すなよ、神崎」
神崎真琴:「手は出しませんが、手伝いはさせていただきましょう」
及川深代:《虚無の城壁》
GM:セットアップOKですか!
神宮ゆうり:おkです
扉:おkですな
齋藤:おkです!
GM:では、イニシアチブプロセス
神崎真琴:【加速する刻】
GM:神崎が行動に割り込みます。
神崎真琴:マイナー【絶対の空間】【赫き剣】【破壊の血】
GM:掲げた手の中に、自らの血が集まり、剣となる。
GM:そしてそれを指揮棒のように振り、皆さんに向けます。
神崎真琴:「……縛れ、鮮血の鎖」
神崎真琴:メジャー【コンセントレイト・BS】【鮮血の鎖】【棘の戒め】【蝕む赤】【鮮血の網】【縛鎖の空間】【血の宴】
GM:ダメージなしですが、命中で次行動C値+1、邪毒LV3、硬直、重圧、放心となります
GM:PC全員のエンケージ対象です
及川深代:うげええ
及川深代:これもしかして
神宮ゆうり:はぁ
齋藤:ひえっ
神宮ゆうり:まじか!!
GM:エフェクトありますか?
及川深代:「みんなの邪魔はさせない!!」Dロイス<守護者>
GM:ふむ、よいでしょう
GM:14dx+2@7DoubleCross : (14R10+2[7]) → 10[1,2,2,3,3,3,4,4,4,5,5,6,8,8]+10[8,10]+10[7,10]+10[7,10]+2[2,2]+2 → 44
GM:ガードは意味なしですが、ドッジしますか?
及川深代:一応判定だけ
及川深代:2dxDoubleCross : (2R10[10]) → 10[2,10]+3[3] → 13
GM:神崎の手から放たれた鮮血の鎖は、しかし、皆をかばうように立った及川くんのみに収束します。
神崎真琴:「へえ、面白い……!」
及川深代:「守ってみせる……!これは僕の覚悟だ!」
神宮ゆうり:「及川君……!」
齋藤:「っ、及川!」
齋藤:「男の子だなァ、及川……!!」
扉:「…なんと」
GM:それでは、イニシアチブ!
GM:風間の行動です!
風間朱理:【インフィニティウェポン】【ダブルクリエイト】【影走り】【火の檻】
GM:風間の掲げた手に、対の剣。
GM:そこに炎をまとわせて、風間は貴方達に肉薄する。
風間朱理:「——行きます」
GM:皆さんのエンケージは封鎖され、離脱することが不可能になります。
GM:≪火の檻≫のこうかですね。
風間朱理:メジャー【コンセントレイト・サラマンダー】【マルチウェポン】【炎の刃】【ギガンティックモード】
GM:炎は舞い、皆さんに襲い掛かります。
GM:エフェクトがなければ判定します、いいですか?
GM:範囲攻撃ですね
齋藤:わたしはないです!
神宮ゆうり:なし
扉:ないですな
GM:では、判定時——
風間朱理:「深代、厚かましいかもしれないけど、俺は今でも、お前のことを親友だと思ってる」
風間朱理:「だけど……だからこそ」
風間朱理:「俺はお前を、超えていかなきゃいけない」
風間朱理:ロイス≪及川深代≫→タイタスに。
風間朱理:そしてそれを昇華、C値-1!
GM:13dx-1@6DoubleCross : (13R10-1[6]) → 10[2,3,4,4,4,5,6,8,8,8,9,9,10]+10[1,3,4,6,7,8,8]+10[1,2,6,7]+10[5,8]+2[2]-1 → 41
GM:リアクションどうぞ!
齋藤:9dx+1 回避判定DoubleCross : (9R10+1[10]) → 10[4,5,5,6,6,7,8,10,10]+9[9,9]+1 → 20
齋藤:まぁうん
齋藤:死にます
及川深代:エピちゃんをカバーします!
GM:崩れずの群れどうぞ!
及川深代:《崩れずの群れ》
及川深代:《グラビティガード》
GM:では扉さんドッジどうぞ!
扉:3dx+1 ドッジDoubleCross : (3R10+1[10]) → 6[1,2,6]+1 → 7
扉:はい。
GM:ダメージ!
風間朱理:5d10+4+16+16DoubleCross : (5D10+4+16+16) → 30[4,4,2,10,10]+4+16+16 → 66
齋藤:はい即死です
扉:ウッス(・₋・)
GM:及川くん132
GM:さすがに死ぬ?
及川深代:シニマス
神宮ゆうり:ごめんね……!
GM:では、風間の一撃により、皆さんは倒れ伏します——一人を除いて。
神宮ゆうり:「……風間くん」
風間朱理:「……俺は俺、お前はお前だとしたら、神宮はどこにいけばいい」
神宮ゆうり:「……知っているでしょう。貴方の、私の心の中に、です!」
風間朱理:「……っ!」
GM:倒れた方はリザレクトかロイスによる復活をどうぞ!
扉:リザレクですなわし?
及川深代:《リザレクト》
齋藤:ロイスきってふっかつしますぅ
GM:ロイス切って復活、どうぞ!
齋藤:(——おれはまだ、日常の世界にいると思っていた)
齋藤:(風間だって、子供のわがまま……思春期特有の反抗みたいなものだと、甘く見ていた部分が否めない)(おれは、甘かった。自分がまだ日常の世界の住人だと、無邪気に信じてた)
齋藤:(……認めよう。おれもう、こちら側の住人だ)(認めなければ、困った生徒を止められそうにない)「いいさ、おれ個人の想い等——いくらでも捨ててやる。おれはもう、日常には戻らない」
齋藤:——といって、ロイス;元同僚の女性を切ります!!
齋藤:「これで対等だろ?風間よォ!!」
GM:1d10+肉体回復どうぞ!
齋藤:肉体6だから、
齋藤:16回復しました。
GM:続いてイニシアチブ、神崎は待機
GM:神崎は待機したので、エピちゃんです!
神宮ゆうり:はい
神宮ゆうり:「……貴方は、私が止めます」
神宮ゆうり:〈マイナーアクション〉
神宮ゆうり:《ハンドレッドガンズ》+《ダブルクリエイト》武器作成
神宮ゆうり:〈メジャーアクション〉
神宮ゆうり:《コンセントレイト:ノイマン》+《マルチウェポン》+《コンバットシステム》
神宮ゆうり:いきます
GM:判定どうぞ!
神宮ゆうり:11dx+4@7DoubleCross : (11R10+4[7]) → 10[3,4,5,5,6,8,8,8,9,10,10]+10[1,3,4,5,8,10]+10[1,8]+1[1]+4 → 35
GM:ふむ、妖精の手などはOKですか!
神宮ゆうり:手……
神宮ゆうり:欲しいかも
扉:あとシナリオ中3回やで
神宮ゆうり:そっか
GM:100%なれば+1回
神宮ゆうり:……お願いしたい
扉:いいよー
GM:では、1dx@7で
GM:振ってください
神宮ゆうり:はい!
扉:「貴殿の信念、わしも些か手伝わせてもらおう」って妖精の手1回消費で
神宮ゆうり:1dx@7DoubleCross : (1R10[7]) → 3[3] → 3
GM:では達成値に+12ですね
GM:達成値47
GM:OKですか?
神宮ゆうり:おkです
GM:風間はスピードスターの効果でリアクション不可
GM:ダメージどうぞ!
神宮ゆうり:せやったこいつリアクション不可だった
神宮ゆうり:5d10+16DoubleCross : (5D10+16) → 21[5,4,6,2,4]+16 → 37
神宮ゆうり:「仮令嘘だらけの日常だったとしても……ゆうりは、記憶の中のゆうりは、嬉しそうでした。親からも、なにからも孤独な彼女にとって、風間くんが、及川くんが、なによりも大切な日常だった!!」
神宮ゆうり:「だから、貴方は私が止める! それが私が、ゆうりに出来ること。ゆうりの記憶を受け継いだ、この体でできること!」
GM:想いとともに、放った対の銃弾。
GM:それは、風間の肩を、脚を貫く。
風間朱理:「ぐっ……」
GM:彼は、剣を持ったまま、その場に膝をつきます。
風間朱理:「どうして……」
神宮ゆうり:「……風間くん」
及川深代:「……朱理」
及川深代:「帰ってこいよ、朱理。お前はまだ……」
神宮ゆうり:「『……あるところに、1匹の孤独な猫がいました。猫は、黒曜石より黒い瞳と、夜より黒い毛並みを持っていました。』」
神宮ゆうり:「『猫は、少女達に囲まれて、いつもいつでも1人きりでした』」
神宮ゆうり:「『ですが、ある日。明るい髪の少年が、猫を、助けてくれました』」
風間朱理:「——あ」
神宮ゆうり:「『猫は、猫です。化け物の子を、産まねばなりません』」
神宮ゆうり:「『だから、猫は。その少年への恋心を、そっと心の中に閉じ込めました』」
GM:風間は、静かに、目を見開きます。
神宮ゆうり:「『……時は流れ、猫は、死期を悟ります。化け物の子を産む為に、猫は自殺をしました』」
神宮ゆうり:「『猫は、消え行く命の中で、たったひとつ、後悔をしました』」
神宮ゆうり:「『……風間朱里に、告白しなかったことを』」
風間朱理:「————」
神宮ゆうり:「……これが、私の中の、ゆうりの記憶です」
風間朱理:「……神宮が、俺に」
神宮ゆうり:「はい。多分私は、貴方にこれを伝えるために、生を受けた」
GM:風間は、じっと、彼女の姿をした、彼女ではない、あなたを見ます。
風間朱理:「……だ、けど、俺は」
風間朱理:「だったら、俺は、この想いを、どこにぶつければいいんだよ……!」
風間朱理:「誰に、答えればいいんだよ……」
神宮ゆうり:「……私に、伝えてください。私はあの子の記憶の集合体。レネゲイドビーイング。……受け止めます、全部」
神宮ゆうり:「あの子の記憶も、貴方の想いも全て、私が受け止めます」
GM:風間はじっとあなたを見ます。微かに、揺れる目で。
神宮ゆうり:静かに視線を受け止めます
風間朱理:「——神宮」
神宮ゆうり:「……はい」
風間朱理:「……俺はずっと、嘘をついてきた。俺は人として生まれなかった」
神宮ゆうり:「……はい」
風間朱理:「だからずっと、自分は化け物だと思って……逃げていたんだ。自分が、怖かった」
風間朱理:「だけど」
風間朱理:「『私は、化け物だからね』って、笑うお前がいたから」
風間朱理:「大丈夫だと思ったんだ、化け物であろうと、人間であろうと——お前が、いるなら」
神宮ゆうり:「………」
風間朱理:「……俺の居場所は、お前の横にあった」
神宮ゆうり:「……はい」
神宮ゆうり:「それは、ゆうりも、です」
風間朱理:「……」
GM:風間は剣を落とし、ぎゅっと、自分の胸元を握ります。
GM:そこにある、なにかを、思い出そうとするように。
風間朱理:「神宮。俺は、お前のことが好きだ」
風間朱理:「ずっと、これからも、一緒にいる」
神宮ゆうり:「……『あぁ、私も、好きだ』」
神宮ゆうり:「『……ありがとう』」
風間朱理:「——なあ、エピゴーネン」
神宮ゆうり:「……?」
風間朱理:「俺の立っていられる場所は、まだ……そこに、あるかな」
神宮ゆうり:「えぇ、あります。だって、ほら」後ろを向いて、皆に視線を向けます
齋藤:無言で頷きます
扉:「……人は何時まで経っても興味が尽きぬ故。たまには顔を出すとよい」っていってパタン
及川深代:「僕は、ずっとそのつもりでいたよ」と手を差しのべます
GM:風間は、及川を見上げて、その手をとります。
GM:強く、にぎって。
GM:風間は、神宮ゆうりへのタイタスを、昇華。
GM:1d10DoubleCross : (1D10) → 7
GM:HP14で、立ち上がります。
及川深代:「おかえり、朱理」
GM:ただいま——そう言いかけた風間を、乾いた拍手の音が遮ります。
GM:パチ、パチ、パチ。
神崎真琴:「素晴らしいものを見せてもらいましたよ」
神崎真琴:「ですが、風間くんがそちらに戻ってしまうのは、私にとっては非常に困ること」
神崎真琴:「あなたがたと、私。どちらが正しいか、証明しましょう」
GM:夕暮れを背に、彼女は剣を構える。
神崎真琴:「——風間くん、あなたはここで見ているといい」
神崎真琴:Eロイス【囚人の鳥籠】
GM:足元から、湧きあがるように、血が檻のようになって、風間を取り囲みます。
風間朱理:「っ、深代——」
GM:つないでいたはずの手がほどける。赤い檻の中へ。
神崎真琴:「……さあ、始めましょう」
扉:「………どちらが正しいか、か…そうさなあ、貴殿を「思う」という力をそこで見ておれ」ははは、って笑いますねえ
及川深代:「大丈夫、待ってて、朱理。僕たちは、僕たちが正しいと思うことをしてくるから」穏やかな声で言います。
扉:「……そうさなあ。さて、人間への興味も冷めやらぬこの扉。貴殿が「人類」であるのならば———…「我ら」の相手をしてくれるな?」
神宮ゆうり:「……今度は、必ず。想いの力なら、負けるわけがない!」
齋藤:「どちらが正しいか、ね。難しいことを言うもんだ」「大人は嘘をつく。おれも嘘をつく。けど大人だってな、正しいことがしたいんだ」
齋藤:「大人は嘘つきだけどな。正しいことがしたいってとこ、見せてやらなきゃならないんだよ」
齋藤:「だからあんたは——神妙に、おれに殴られとけ!」
GM:では——戦闘再開です。