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宇宙観測グループ

宇宙的恐怖の観測及び遭遇した場合の予測される被害と恩恵による人間の取るべき対策とそのための手順を練る会議を行う。

ひつじ卓DX3「正しさを乞う」 リプレイログ クライマックスフェイズ⑤

神宮ゆうり:「……」

神崎真琴:「……ああ」

GM:ため息のように声を漏らした、彼女の手から、剣が滑り落ちる。

GM:それは形をとどめず、微かな血痕だけをだけを残した。

GM:血の檻はおのずから消え、風間は解放される。

風間朱理:「みんな…」

神宮ゆうり:「……おかえり、です」

及川深代:「おかえり、朱理」

風間朱理:「……ただいま」

齋藤:「……ったく」と肩を上下

齋藤:「手のかかるやつだよ」と苦笑します

風間朱理:「ああ、深代……先生も……」

:(彼女がいなくなったから敬意のように無機物でいたのを人型にするよ)

GM:神崎は……別れ、告げます?

:(つげたいかなあ)

齋藤:告げます!!

神宮ゆうり:告げますか

神崎真琴:「……わたしの想いは、届かなかった、ね」

神宮ゆうり:「……いいえ、ちゃんと届きました。私の中に」

:「…………そうさな」

:「おぬしの思い、確かに立派であった。そうして道を切り開いたものをわしはこの長い時間の中で見てきたでなあ」

:「……しかし」

:「こやつらのように「相手を思う」という人類特有の感情があってこそよ」

:「それがない者こそ「化け物」であり、その思いこそが何よりの「真実」」

:「………次は、ぬしにもそれがあればよいな」

齋藤:(黙ってじーっと見てます)

GM:彼女の指先から、虚空へと、身体が崩れていく。

神崎真琴:「……そうですね」

GM:消え入るように、けれど納得したように、彼女は返します。

:無機物では不可能な「笑み」を浮かべますね

及川深代:「……あんたのこと、忘れないよ」

齋藤:「……お前。ちょっとよく聴け」

齋藤:「おれ、偉くなるわ。UGNなんてよくわからない組織、下っ端でいいと思ってたけど」

齋藤:「子供が子供同士で戦って死ぬなんてのは、悲しすぎる」

齋藤:「いいか。おれはお前から影響を受けた。学んだ。忘れない」

齋藤:「お前みたいに、悩み苦しむ子供がいないように……おれがんばるわ」

齋藤:「すまなかったな……」といって背を向けます

齋藤くるり

齋藤:(先生泣いてる)

神崎真琴:「……そうですか。爪跡は、残ったのですね……」

神崎真琴:「……ねえ」

神崎真琴:「ひとつだけ、きかせて」

神崎真琴:「私は最後まで……化け物だったのかな」

齋藤:「最初から」

齋藤:「化物なんかじゃなかったろ」と背を向けたまま答えます

神宮ゆうり:「……人が自分を化け物だと自称すれば、化け物になります。猫のように。狐のように」

神宮ゆうり:「だけど、一瞬でも。貴方が自分を人間だと思ったのなら。人間だったのでしょう」

神崎真琴:「……」

神宮ゆうり:「貴方のこと、忘れません」

GM:夕暮れに、彼女の体は、解けるように消えていきます。

神崎真琴:「……うん」

GM:笑った、彼女の髪の先から、頬、唇。

GM:全てがまるで、そこになかったかのように……

齋藤:「……」

齋藤:「死んじゃったのか、神崎」

齋藤:「……こいつも、子供だった。未来があったのにな……」

齋藤:と遠い目